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アンコール・トムは時代の違う幾つかの遺跡を飲み込んだ形で建造されている。 その中心に有るのがバイヨン寺院。 アンコール・ワットよりも遥かに規模が大きい。 十六の塔と中央祠堂が立つ須弥山をを象徴化したもので、塔は四面塔と呼ばれ大きな笑みをたたえた観世音菩薩が四面に彫られている。 |
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バイヨン寺院のレリーフはアンコール・ワットの神話の世界や宗教の物語の他に日常的なものも多くある。 ベトナム人や中国人など区別してその生活を彫り込んでいる。 回廊のレリーフに彫られた物語には、仏教とヒンドゥー教が混在して彫ってあり、異なる宗教を許容して暮らしていたように見える。 それが、何故に消えて行ったのか。 |
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バイヨン寺院の回廊には切れ目があってそこから塔を望むことができる。 |
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笑みをたたえた観世音菩薩がたくさん居られる中で、 その一人は「京 唄子」さん、その子孫達の一部がトンレサップ湖・メコン川を通って遥か日本へ渡って来ていた事と思われます。 十六の塔と中央祠堂に四面の微笑み観世音菩薩はアンコール・ワットとは異なる雰囲気を感じる。 |
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回廊は中心側がレリーフで、 外側は柱があってその間から外界を望む事ができる。 |
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毛沢東とポルポトがつながっていたというイメージを持つ私にとって現代の悲劇が起きたのは何かの再現かと思う。 私のただの思いであるが。 |